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戦地で見た大英帝国軍の惨状〜ナイチンゲール×クリミア戦争
シリーズ名:ナイチンゲールの越境 06・戦争
書名:「ナイチンゲールはなぜ戦地クリミア に赴いたのか」
著者:玉井史絵・石川一洋・森田由利子・杉浦裕子・丸山健夫・小宮彩加・中島俊郎・大田垣裕子・金沢美知子
出版年:2022年2月 初刷
出版社:日本看護協会出版会
状態:目立つダメージなし
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
〜あなたたちをクリミアの墓に残したまま帰ってしまった、とても悪い母だった〜
歴史上初の「世論」が戦局を左右した戦争と言われているクリミア戦争。遠く離れた本国の人が新聞報道で戦地の状況を知り、それに対する意見を述べ、それが大きな世論となって政局を動かすこともありました。
悲惨極まりない戦地の病院で負傷兵の看護に邁進したナイチンゲールを、人々は「クリミアの天使」と崇めましたが、本人は、多くの兵士を死なせてしまったことに深い自責の念を抱いていたのです。
本書は、クリミア戦争でのナイチンゲールの活躍だけでなく、当時の政治・社会・経済・文化的背景など様々な側面に焦点を当てて考察した本です。
【主な内容】
クリミア戦争はどのような戦争だったのか……玉井史絵
ナイチンゲールはなぜ戦地に赴いたのか─そのまなざしを追って……森田由利子
「ランプを持つ貴婦人」の誕生……杉浦裕子
時を超えるナイチンゲールのメッセージ─ヴィクトリア女王勅撰委員会報告……丸山健夫
「タイムズ」紙と戦争ジャーナリズム……小宮彩加
アレクシス・ソイヤーとナイチンゲール─フランス人シェフによる戦地の食事改善……中島俊郎
もう一人のクリミアの天使─メアリー・シーコール……大田垣裕子
クリミア戦争とトルストイ─作家という残酷な生き物……金沢美知子
[コラム]クリミア半島─共存と争いの歴史……石川一洋
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